子育て支援Blog

25.コーチングの「沈黙スキル」

万城目賢治

25.コーチングの「沈黙スキル」

【子どもの考える時間を与える、沈黙スキル】 子どもに質問を投げかけても、反応がないと気まずくてつい口を挟みたくなりますよね。 でも、もしかするとその沈黙は、子どもが自分の考えをまとめていてまだ答えに辿り着いていないケースが大半です。   ですので、沈黙は子どもにとって考える必要な時間なのです。   むしろ、途中で口を挟んでしまうと、子どもは考えることをやめてしまい、自分から話さなくなってしまうでしょう。 そして、仮に子どもから「わからない」と即答された場合であっても、「例えば〇〇はどうだった?」と考える時間を与える質問を投げかけましょう。   ゴールとなる答えの一歩手前の質問を投げかけるのがポイントです。   このように、決して答えを急がせず、先回りしないこと。沈黙の雰囲気に負けて口を開くのではなく、ただゆっくりと考える時間を与えましょう。   ただし、子ども自身が気まずそうにしている場合は、「ゆっくり考えてみな。思いついたら声をかけてね」とか、「待ってるから大丈夫」などの言葉を投げかけて安心させることが必要でしょう。   その場で答えが出せなくても、子どもはちゃんと投げかけた問いに対して考えています。 ですので、子どもを信じて待ってあげましょう。   このように、沈黙は子ども自身が考え、自分の可能性を広げるための大きなプレゼントになるのです。 子どもの「気づき」を大切にし、考える時間を積極的に与えてあげましょう!   次回は、コーチングの「沈黙スキル②」と子どもが話が止まらなくなった際の「介入スキル」についてです。

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24.フィードバックと直感スキルについて

万城目賢治

24.フィードバックと直感スキルについて

【フィードバックと直感スキルにより、より子どもの本音を引き出そう】   フィードバックというと、指導する側から評価や指摘をするものだと思いがちですが、コーチングにおけるフィードバックとは、コーチが気づいた子どもの様子をただ伝えることです。 特に子どもの小さな変化を伝えてあげることは有効で、自分の気づいていない子どもの成長を教えてあげることで、子どもは成長を感じる機会を増やしていけるのです。   例えば、以下のように声がけしてあげるといいでしょう。 「こないだより丁寧に字を描けるようになってるね」 「前より早くできるようになったね」 「気付けるポイントが増えたね」   このように自分では気づきにくい変化を伝えることで、本人は「前進している」という実感を得ることができ、気づきや喜び、自己肯定感に繋がります。   【直感のスキルでより本音を引き出す】 直感スキルとは、コーチが感じた感覚を率直にフィードバックすることです。 例えば、大学受験を控えた子どもへの事例です。 コーチ「ちょっと感じたことがあるんだけど伝えてもいい」(許可スキル) 子ども「いいよ」 コーチ「本当はその大学に行くの迷ってないかなって思ったんだけど?」(直感スキル) 子ども「実はこの大学でやりたいことはできないのかもって思い始めてて・・・」   その後は、何がやりたいのか、どうしたらいいのかという本音を話してもらうようにし、本音をどんどん引き出しましょう。 このように、本人の気づいていない本音や気づいているけど認めたくない本音に迫ることができる。これが直感スキルです。   その際のポイントは、 ・感じたらタイミングを逃さない ・伝えていいか許可をとる ・指示・命令・批判にしない ・受け取るかどうかは相手に委ねる   このようにフィードバックと直感スキルを使って、より子どもの本音を引き出すことで、コーチングは生きてきます。 ぜひ実践してみましょう!   次回は、コーチングの「沈黙スキル」についてです。

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22.チャイルドコーチング、「リクエスト」と「許可」

万城目賢治

22.チャイルドコーチング、「リクエスト」と「許可」

【リクエストスキルについて】 目標に向けて行動を子どもが決めたけれども、一歩を踏み出せないでいる子どもは多いものです。 その背中を押してあげるために「リクエスト」スキルを活用しましょう。   例えば、「期限」や「区切り」を設定してあげることで、子どもの行動を明確にしていきます。   「試しに一回やってみて、結果を私に教えてもらってもいい?」 「目標の〇〇に向けて、今週は××をやってみようか?」   これらの投げかけをすることで、子どもに「強制的にやらせる」のではなく。「あなたが決めたことを応援してるよ」というメッセージを伝えましょう。   【提案とリクエストの違い】 提案とリクエストは似ていますが、厳密には違います。 提案は「こんな方法もあるんだけど、どう思う」と子どもの前に答えを置いてあげるイメージです。 一方、リクエストは「こんな方法があるんだけど試してみない?」と子どもの手の中に答えを渡してあげます。 こうしてみると、リクエストの方がやや強制力があるように感じますが、きっとこれまでのコーチングを実践して、信頼を得ていれば子どもは好意的に捉えてくれるはずです。   【前置きとなる許可スキルについて】 提案スキルとリクエストスキルはややもすると、指示・命令に受け取られかねません。 その前段階として、一度子どもの意思を尊重する許可を得ておくといいでしょう。 具体的には、 「ひとつ提案があるんだけど、伝えてもいいかな?」 「ひとつお願いがあるんだけど聞いてくれる?」 と投げかけをすることです。   そうすることで、提案やリクエストを受け入れる準備が子どもにできます。   恐らく、ほとんどの場合は「いいよ」と答えてくれるでしょう。   一方で、「やだ」とか無言があり、許可を取れなかった場合は、別のアプローチを考える必要があります。   その際は、本人が何かやりたい、意志が既に決まっている場合もあるので、質問スキルと受容スキルを使って、子どもの「やりたい」を引き出してあげましょう。   次回は、「フィードバック・直感」スキルについて解説していきます。

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22.チャイルドコーチング、「リクエスト」と「許可」

万城目賢治

22.チャイルドコーチング、「リクエスト」と「許可」

【リクエストスキルについて】 目標に向けて行動を子どもが決めたけれども、一歩を踏み出せないでいる子どもは多いものです。 その背中を押してあげるために「リクエスト」スキルを活用しましょう。   例えば、「期限」や「区切り」を設定してあげることで、子どもの行動を明確にしていきます。   「試しに一回やってみて、結果を私に教えてもらってもいい?」 「目標の〇〇に向けて、今週は××をやってみようか?」   これらの投げかけをすることで、子どもに「強制的にやらせる」のではなく。「あなたが決めたことを応援してるよ」というメッセージを伝えましょう。   【提案とリクエストの違い】 提案とリクエストは似ていますが、厳密には違います。 提案は「こんな方法もあるんだけど、どう思う」と子どもの前に答えを置いてあげるイメージです。 一方、リクエストは「こんな方法があるんだけど試してみない?」と子どもの手の中に答えを渡してあげます。 こうしてみると、リクエストの方がやや強制力があるように感じますが、きっとこれまでのコーチングを実践して、信頼を得ていれば子どもは好意的に捉えてくれるはずです。   【前置きとなる許可スキルについて】 提案スキルとリクエストスキルはややもすると、指示・命令に受け取られかねません。 その前段階として、一度子どもの意思を尊重する許可を得ておくといいでしょう。 具体的には、 「ひとつ提案があるんだけど、伝えてもいいかな?」 「ひとつお願いがあるんだけど聞いてくれる?」 と投げかけをすることです。   そうすることで、提案やリクエストを受け入れる準備が子どもにできます。   恐らく、ほとんどの場合は「いいよ」と答えてくれるでしょう。   一方で、「やだ」とか無言があり、許可を取れなかった場合は、別のアプローチを考える必要があります。   その際は、本人が何かやりたい、意志が既に決まっている場合もあるので、質問スキルと受容スキルを使って、子どもの「やりたい」を引き出してあげましょう。   次回は、「フィードバック・直感」スキルについて解説していきます。

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21.子どもの選択を促す「提案」スキル

万城目賢治

21.子どもの選択を促す「提案」スキル

【子どもの選択を促して、自発性を引き出すには?】 コーチングにおいての原則として「答えは子どもの中にある」という意識が必要不可欠です。   しかし、なかなか子どもから答えを引き出すことができないこともあるかもしれません。   そんな時は「提案」スキルを活用しましょう。   これは、答えの一案を示し、選ぶのは子どもに委ねることです。その「子どもが自ら選んだ」という経験が子どもの自発性を促します。   例えば、以下のような流れです。   子ども「〇〇くんと喧嘩しちゃった」 あなた「じゃあ、これから〇〇くんとどう接したい?①このまま、喧嘩した状態にする②仲直りするためにこちらから謝る③仲直りするためにお互いに嫌だったところを話し合う④その他」 子ども「じゃあ、④のその他。他の友達にも仲直りするための解決方法を相談してみる」   「喧嘩してしまった」という問いかけに対し、あえて複数選択肢を提案します。すると、意外にも子どもは、「その他」の選択肢を選び、解決策を自分で編み出す傾向があるようです。   これは、やはり人から言われるより、自分で決めたいという心理が働いているのです。   ここで、大事なのは、あくまで「指示」ではなく、「選択肢を提案する」ことです。 やる・やらないを自分で決めていい状況を作ってあげることで、自己選択・自己決定の環境を作ってあげることです。   反対に、「〇〇しなさい」のような「指示」になってしまうと、「やる」ということは決まっているので、子どもが自分で考える範囲を狭め、最悪の場合自分で考えなくなります。   提案スキルに求められるのは、「子どもが自分で考えるにはどうすればいいのか」という視点なのです。   次回は、「リクエスト」スキルと「許可」スキルについてです。

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