【質問で相手の考える力を引き出そう❗️】
質問スキルの目的は、「相手の中にある答えを導く」ことで、コーチングにおいて肝になる部分です。
相手の「気付き」を引き出し、行動の変化を促すことを意識しましょう❗️
そもそも、子どもは潜在的に「自分の考え」より「正しい答え」を求められる機会が多いのです。
なので、わざわざ自分で考えて説明することが、無駄・面倒と考えているケースが多いです。
これは、普段の会話の中で相手ではなく「こちらが知りたいことを尋ねる」ための質問が横行していることに起因していることが多分にあります。
一方、コーチングでは「相手のやる気を引き出す」、「考えを深めてもらう」ということが主眼に置かれます。
あくまで質問は「子どもが自分の中にある答えを見つけるためのフック」であることを心がけましょう。
また、子ども自身が考える習慣作りも必要です。
例えば、子どもの予定を定めることを意識させたいのであれば、
「今日の予定はどうするの?」
「今週、1番やりたいことは?」
「今日はどこまでやろっか?」
「どうやったらそれができるようになるかな?」
などの質問をすることで、子ども自身が考えて答えを出すということを慣れさせていきます。
そうすると、自分で考えることが習慣化し、自分で考えて行動するという自発性が育ちます。
また、質問する際には、以下のスキルを使うのも効果的です。
例えば、質問しても「わからない」と言ったような答えが返ってくる場合は、以下を試してみるといいでしょう。
ステップ1 相手の答えやすい質問を考える
ステップ2 YES・NOで答えられる「限定質問」を使ってみる
ステップ3 YES・NOで答えられない「拡大質問」を使ってみる
これらを繰り返すことで、「今日できることはなんだろう?」「最初にどんな準備が必要かな?」など相手の中にある答えを引き出す質問につなげていきましょう。
ポイントは、「相手の答えやすい質問(限定質問)から投げかける」ことです。
そこから徐々に拡大質問→限定質問→拡大質問 を繰り返すことで、子どもは自分の考えをスムーズに話せるようになってきます。
最初は時間が掛かると思いますが、焦らずじっくりと取り組んで、子どもの自主性を育んであげましょう。
次回も質問スキルについて、深掘りしていきたいと思います。