21.子どもの選択を促す「提案」スキル

【子どもの選択を促して、自発性を引き出すには?】

コーチングにおいての原則として「答えは子どもの中にある」という意識が必要不可欠です。

 

しかし、なかなか子どもから答えを引き出すことができないこともあるかもしれません。

 

そんな時は「提案」スキルを活用しましょう。

 

これは、答えの一案を示し、選ぶのは子どもに委ねることです。その「子どもが自ら選んだ」という経験が子どもの自発性を促します。

 

例えば、以下のような流れです。

 

子ども「〇〇くんと喧嘩しちゃった」

あなた「じゃあ、これから〇〇くんとどう接したい?①このまま、喧嘩した状態にする②仲直りするためにこちらから謝る③仲直りするためにお互いに嫌だったところを話し合う④その他」

子ども「じゃあ、④のその他。他の友達にも仲直りするための解決方法を相談してみる」

 

「喧嘩してしまった」という問いかけに対し、あえて複数選択肢を提案します。すると、意外にも子どもは、「その他」の選択肢を選び、解決策を自分で編み出す傾向があるようです。

 

これは、やはり人から言われるより、自分で決めたいという心理が働いているのです。

 

ここで、大事なのは、あくまで「指示」ではなく、「選択肢を提案する」ことです。

やる・やらないを自分で決めていい状況を作ってあげることで、自己選択・自己決定の環境を作ってあげることです。

 

反対に、「〇〇しなさい」のような「指示」になってしまうと、「やる」ということは決まっているので、子どもが自分で考える範囲を狭め、最悪の場合自分で考えなくなります。

 

提案スキルに求められるのは、「子どもが自分で考えるにはどうすればいいのか」という視点なのです。

 

次回は、「リクエスト」スキルと「許可」スキルについてです。


投稿順 新着順