【子どもの考える時間を与える、沈黙スキル】
子どもに質問を投げかけても、反応がないと気まずくてつい口を挟みたくなりますよね。
でも、もしかするとその沈黙は、子どもが自分の考えをまとめていてまだ答えに辿り着いていないケースが大半です。
ですので、沈黙は子どもにとって考える必要な時間なのです。
むしろ、途中で口を挟んでしまうと、子どもは考えることをやめてしまい、自分から話さなくなってしまうでしょう。
そして、仮に子どもから「わからない」と即答された場合であっても、「例えば〇〇はどうだった?」と考える時間を与える質問を投げかけましょう。
ゴールとなる答えの一歩手前の質問を投げかけるのがポイントです。
このように、決して答えを急がせず、先回りしないこと。沈黙の雰囲気に負けて口を開くのではなく、ただゆっくりと考える時間を与えましょう。
ただし、子ども自身が気まずそうにしている場合は、「ゆっくり考えてみな。思いついたら声をかけてね」とか、「待ってるから大丈夫」などの言葉を投げかけて安心させることが必要でしょう。
その場で答えが出せなくても、子どもはちゃんと投げかけた問いに対して考えています。
ですので、子どもを信じて待ってあげましょう。
このように、沈黙は子ども自身が考え、自分の可能性を広げるための大きなプレゼントになるのです。
子どもの「気づき」を大切にし、考える時間を積極的に与えてあげましょう!
次回は、コーチングの「沈黙スキル②」と子どもが話が止まらなくなった際の「介入スキル」についてです。