【子どもの行動の理由。ちゃんと聞いてあげれてますか?】
コーチングの基本スキルは、「傾聴」「承認」「質問」です。
非常に大事なので、もう一度。
①傾聴
②承認
③質問
これらを意識し、子どもの接することが非常に大切です。
語弊があるかもしれませんが、子どもは承認欲求の塊です。
みんな多かれ少なかれ承認欲求を抱いています。
赤ちゃんを見れば分かりやすいですが、
「お腹が空いたら泣く」
「おむつが気持ち悪かったら泣く」
「喋りたかったら、『あうー』『あーあー』」
言葉こそ発せられませんが、必死に自分の要求を相手(親など)に訴えかけます。
そして、承認欲求はある程度、自立した大人でも少なからず有しています。
そのため、このコーチングスキルは、子ども相手でも大人相手でも必要なスキルと言えるでしょう。
では、この「傾聴」「承認」「質問」によってどのような効果があるのかを解説していきます。
「傾聴」
「真剣に聴いてくれる」機会というのは意外と少ないものです。
しかし、聴いてもらえる機会がなければ本音を言葉にすることは難しくなります。
特に子どもは自分の考えを否定されれば、話す意欲自体が薄れ、考えること・行動することが億劫になってしまいます。
だからこそ、傾聴スキルを磨くことで、「あなたの話は聴く価値がある。あなたを大切に思っている」というメッセージになります。
「承認」
子どもの自己肯定感を育みます。
できないことばかりを指摘されてきた子どもは、自分の長所や強みに気づける機会が少ないです。
そのため、「自分はだめだ」というレッテル貼りをしてしまいます。
このネガティブなレッテル貼りは、うつ病患者にもよく見られる症状で、認知が歪んでしまっている状態です。
そのため、「承認」スキルを磨くことで、子どもの良いところを見つけ、それまでの「過程」や「努力」を認めてあげましょう。
そうすると、子どもは自然と「次もやってみよう」という意欲が育ちます。
「質問」
ポイントは「相手の気づきを導く」ための良い質問の仕方を身につけることです。
あくまで、こちらが知りたいことを問うのではなく、「相手の心の内にある答え」を引き出すのです。
それができれば、子どもの気づきを引き出し、自発的な行動へつなげることができます。
前回のキーワードで述べたように、「答えはいつも相手のなかにあるのです」
上記を踏まえた上で、次回以降は各スキルをもう少し深掘りしようと思います。