子育て支援Blog
【遺伝子検査で分かる子どもの能力】
万城目賢治

遺伝子検査で子どもの能力ってたくさん分かることができる時代になってきました。 大きく分けると3つ。「学習能力」「運動能力」「感性・性格」。 学習能力では、文系脳か理系脳か。暗記しやすい記憶方法だったり。 運動能力では、短距離スポーツ型か長距離スポーツ型か。どんなトレーニングが能力を伸ばしやすいか。 感性・性格では、やる気の出し方や、落ち込みやすさ、リスクへの考え方など。 例えば、サッカーの世界的なメッシ選手は持続的な運動能力は遺伝的に低かったとされています。 そのため、現在でも1試合に走る距離は他の選手の約半分。 それでも、得意な瞬間的なエネルギー放出や洞察力を磨くことで、これから起こることを予測し勝負所を見定めて実績を残してきました。 日本でも野球の大谷翔平選手も幼い頃に遺伝子検査を受けていたとされています。 大谷選手は瞬間的に大きな筋力が発揮できるタイプで、自分自身の特徴を捉えた上で、マンダラーチャート(大きな目標達成のための、目標細分化ツール)を作成していました。 このように、自分の能力を最大限に引き伸ばすためにどう考え行動できるか? それが、子どもの未来を左右します。 子どもの可能性を限定的に捉えるのではなく、どのように育ててあげれば良いか? 一つの指針になる遺伝子検査を使って、子育ての自信に変えてみては如何でしょうか?
38.発達障がい児への療育
万城目賢治

こんにちは❗️ 皆さんは発達障がいという言葉を耳にしたことがあると思います。 でも実際はどのような状況のことを指すのか、ご存じでしょうか? 発達障がいには自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。 コミュニケーションがうまく取れなかったり、落ち着きがなかったり、特定の学習のみ困難だったり・・・ 特に生まれたてのお子様を子育て中の方は、自分の子どもが発達障がいなんじゃないか?と心配になる時期もあると思います。 しかし、実際に発達障がいか否かが分かり始めるのは、4歳以降のケースが多いです。 その間、言いようのない不安感が子育てをしていると抱いてしまうでしょう。 また、発達障がいと判明して、自分(親)自身を激しく責めてしまう方も大勢いらっしゃいます。 「障がいを持って産んでしまってごめんね」 私も実際そのような親御様とお話ししたことがありますが、とても自責の念を強く感じていらっしゃいました。 そして、そのような発達障がいを抱えたお子様が学校へ行くようになったら、周りと違うことを理由にいじめに合ってしまうケースも残念ながらあります。 また、就業機会も今の日本では整っていません。 でも、本当にそれで良いのでしょうか? 私は、仮に発達障がいと診断されたとしても、その子の得意分野が必ずあると信じています。それに、今の大人世代がしっかりと子どもたちが共生して生きていける社会を作る必要があると思います。 「誰かの得意が誰かの苦手を補ってあげられる」 「誰かの苦手を誰かの得意が助けてくれる」 そんな社会に、日本になったら素敵じゃないですか? そんな思いで、私は「特性がわかる遺伝子検査」と「チャイルドコーチング」を始めました。 もし、発達障がいを抱えている方、お子様のことでも、ご自身のことでも構いません。 お悩みがあれば是非ご相談ください。
コーチングと遺伝子検査のメリット
万城目賢治

これまで、チャイルドコーチングについての記事を更新してきました。 これは言わば、子どもの後天的な能力を伸ばすための環境を整えるためです。 今回からは、その反対に先天的な能力。つまり遺伝的な能力について解説していきたいと思います。 まず、人の能力についてですが、これは先天的な遺伝子によるものが60%、後天的な環境・努力によるものが40%とされています。 あくまで私見ですが、大事な大事なお子様の先天的な能力とそれを伸ばせる後天的な環境を整えてあげられたら、どんなにお子様が健やかに成長できるのか。 それを考えただけでもワクワクします。 そして、自己肯定感の高い子どもが多い日本になっていったら。 日本の未来ってもっと明るくなるような気がするんです。 とはいえ、遺伝子といっても漠然としたイメージはあっても、具体的に何がわかるのかがわからないという方も多いと思います。 あるいは、子どもの認知・非認知や刑事事件などで使われるDNA鑑定などを思い浮かべる人も多いかもしれません。 しかし、遺伝子によって本当に様々なことがわかるのです。 ・学習能力 ・身体能力 ・感性 ・病気のリスク ・がんの発症リスク ・肥満のリスク ・美肌を保つ方法 ・最適なダイエット方法 などなど、本当に様々です。 これらの自分に関すること、お子様に関することなどを把握していると、取るべき行動が明確になってきます。 例えば、今では活躍の場所が限られてしまっている発達障害やグレーゾーンと言われる方にも必ず得意分野は存在します。 そのような人々が活躍できる環境を整えられるかもしれません。 就職活動においても、自己分析を行うと思いますが、自分の性格ややりがいなどをしっかり把握して、どのような人生を歩みたいのか。 目標を定める一助にもなります。 お子様の得意分野がわかっていれば、本人の意向に沿わない習い事などを回避できるかもしれません。 そんな、遺伝子検査でわかること、生かせることを今後書いていこうと思います。
35.一段上へ導く「暗示のスキル」
万城目賢治

【一段上へ導く暗示のスキル】 子どもたちが本音を話しだすと、「今のままで十分」という結論に行き着くことがあります。 自分にブレーキをかけて現状でOKとしてしまうのです。 そこからさらに意欲を引き出すにはどうしたら良いのでしょうか? まずは、現状でOkとしてしまう心のメカニズムを見てみましょう。 キーワードは「前提の思い込み」です。 例えば受験などを例にすると分かりやすいでしょう。 試験を目前に控えると、子どもは「第一志望に受かりそうも『ない』」→「滑り止めでいいか」 などのように、前向きな行動を拒むケースもあります。 コーチングでは、この『ない』を暗示によって、さらに先に変えていけるようなその気にさせる必要があります。 例えば、「本番に強いからきっと大丈夫」「これまで頑張ってきたことを証明するチャンスだよ」 このように前向きな言葉を投げかけて、子どもに「自分にはできる根拠がある」と導いてあげることが大切です。 受験の他にも、失敗が怖くて一歩を踏み出せないケースなどもあるでしょう。 例えば、友達を作ろうとして勇気を出して話しかけたけど、失敗してしまった子がいたとします。 あなたならどのような声がけをして、子どもを前向きにしますか? キーワードは、「失敗を良い経験として、次のアクションを促してあげることです。」
34.自己肯定感が結果につながる
万城目賢治

【結果につながる自己肯定感の育て方】 自我が育ち始める子どもは自己承認欲求の塊とも言えるでしょう。 そのため、過去の成功体験は、自分がうまくやれたこと、成し遂げたことを思い出せ、意欲の向上につながるのです。 私は過去にスポーツスクールの運営立ち上げを行なっていました。 そこで、ある親子様が子どもの活動を見守っていた時の話です。 その参加者の親御様の中の一人が、このようなやりとりを他の子ども含め行なっていました。 親「Aちゃん(他のお子様)は、忘れ物を絶対にしないよね?どうやったら忘れ物しないで持って来られるの?」 Aちゃん「連絡帳に忘れずに書いておくんだ。あと、帰ったらすぐに荷物を用意しておくの。」 ここで取り上げたいのは、うまくいかなかった原因を追求するよりも、うまくできている子にそのできるポイントを聞いていることです。 この親御様のお子さんは、普段からそのように褒められているからか、スクールが終わってからも率先して片付けを手伝ってくれたり、周りの子とコミュニケーションを取っているような子でした。 そのように、親から子どもの成功体験に注目して、意欲と工夫を生み出してあげることが非常に大切なのだと痛感しました。 このように、チャイルドコーチングでは、「小さな変化も見落とさず」にできていることに着目し、子どものやる気を育ててあげることが大切です。 少しでも良くなった点があったらすかさず褒めてあげましょう。 そうすると子ども自身も成長を実感でき、自信に繋がり、自己肯定感を高めることができるのです。 お子様の長所が分からないなどの場合、遺伝子検査による特性判断も有効です。 次回は、「自己肯定感が結果につながる」についてです。